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2016年度福山医療生協活動方針(案)

1.中心テーマと重点課題
【中心テーマ】協同の力で、いのち輝く社会をつくる。
~「福山医療生協の地域包括ケア」をめざし、3つの「つくろうチャレンジ」でステップアップ~
~日本国憲法が活きる平和な社会をめざし、学び、広げ、連帯する~
~「地域まるごと健康づくり」と「生活(くらし)を支える」医療生協へ~
【重点課題とそれをすすめるための方針】
(1)医師確保問題は、全役職員・組合員の取り組みとし、組織的な取り組みを継続する
◇医師確保対策委員会は担当者を複数体制にします。
◇広島民医連との連携を密にし、定例会議と医師確保の取り組みを継続します。
(2)いのちとくらしを支える事業所・支部をめざす
○「福山医療生協らしい地域包括ケア」を事業所と支部が連携してすすめ、くらしを支える役割を発揮します。
◇医療・介護・生活支援の一体的提供の具体化をすすめます。
・「福山医療生協の地域包括ケア」を具体化するためこれまでの取り組みをより発展させ、さらに新たな取り組みに着手します。
・福山市が行う総合事業にも参入し、一般介護予防事業、短期集中予防サービス、生活支援サービス、基準緩和型サービスを行います。
◇認知症になっても、本人が望む場所でくらし続けることができる支援を行います。
◇地域包括支援センターや社会福祉協議会などとの連携や、福山市との懇談会を継続して取り組み、医療福祉生協の事業と活動を知らせ、理解と信頼を広げます。
(3)健康づくりをとおして、くらしとまちづくりに貢献する
○健康づくり
◇けんこうチャレンジは地域や自治体、学校、他団体との連携をさらに広げ、〇〇〇〇人をめざします。
◇「すこしお生活」の普及と実践を広めていきます。
◇脳いきいき班会やすこしお調理実習など、地域で健康づくりをすすめるインストラクターを養成し、支部や班会などで実践していきます。
○まちづくり
◇すべての支部で「つながりマップ」を作成し、発展させます。支部は、組合員のくらしを支える役割、地域の団体や地域の人と医療生協を結びつける役割を持ちます
◇1支部1居場所づくりの取り組みを行い、公民館やプラザを利用し地域とのつながりを広げます。
(4)平和や環境、福祉の充実をめざし、豊かな社会・くらしの実現に取り組む
◇社会保障の充実を求める取り組みを継続します。
◇憲法を守り、安全保障関連法の廃止を求める取り組みを継続します。
◇東日本大震災支援、原発ゼロをめざす取り組み、自然災害への備えと支援に取り組みます。
(5)「いのちの章典」を実践する人づくりをすすめ、「医療福祉生協人」をめざす
◇福山医療生協主催で介護教室を開催します。
◇教育学習月間に取り組みます。
◇「医療福祉生協人」の学習と討議をすすめます。
◇地域包括ケアを支える職員の養成に取り組みます。

2.組織づくりの取り組み
地域の中で福山医療生協の活動が理解・認知されるために、仲間ふやし・組織づくりを実践し、生協5課題に目標を掲げて取り組みます。

3.経営構造転換の方針(5ヶ年計画)案(要旨)
福山市では今から2040年にかけて人口は15%減少し、逆に要介護者は今の2倍の3万人になると予測されています。
福山医療生協の役割は、高齢者が住み慣れた地域でできるだけ過ごせるよう、医療面では質の充実をめざし、介護面では幅広い人たちを受け入れることです。
生活支援の要求実現と経営の安定化に向けた経営構造の転換
ひとり暮らしや認知症の高齢者が急速に増加する中で、軽度の高齢者を中心として生活支援のニーズが高まっていきます。多様な生活支援のニーズに対応するためには、介護事業を拡大していく必要があります。
日常の小さな困りごとを支援するたすけあい活動や一人暮らしや認知症になっても住み慣れた場所で住み続けられるよう支援する取り組みなど、組合員や地域住民の要求から出発し、組合員活動と事業活動が一体化した医療生協運動を展開していくことを推進します。また、医療生協だけでの完結を目指すのではなく、幅広い個人や団体との連携で要求実現の可能性を広げます。
要求に対応し得る安定した経営のためにも、これまでの医療7対介護3の収益構造を大きく変えていくことが求められます。介護事業の拡大によって、医師の体制次第で大きく影響を受ける経営構造の転換を図ります。医療と介護の収益構造において介護の比率を大幅に増やしていくことを目指します。事業の転換を図る上で事業内容の象徴である法人名の変更を検討していきます。
城北地域は、在宅センターを新築し介護事業の機能を一体化し地域に開かれた介護の拠点とし、城北診療所との強力な連携体制を構築します。ふれあい地域は、外来機能を維持しながら訪問看護機能を拡充し、看護小規模多機能施設を新たに開設します。
どちらの地域も医療と介護が連携することで、在宅での療養を強力にサポートし在宅看取りまでできる体制をとっていきます。さらに、福山市の東部や南部など、医療生協の事業が未着手の地域にも訪問看護師を配置するなど「医療福祉生協の地域包括ケア」を担う事業体制を整え、中・重度者への対応力や認知症、在宅看取り、生活支援のリハビリ機能等を強化していきます。
また、認知症になっても本人の望む場所でくらし続けることができる支援体制の構築として、事業所の認知症対応能力の向上や相談窓口の設置、認知症サポーター養成、脳いきいき班会など、地域で認知症者本人と家族を支える取り組みを行います。
組織部の活動は、従来の支部や班のお世話的なものから「医療福祉生協の地域包括ケア」を組織するための生活支援コーディネーターの役割を重視していきます。

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