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第34回通常総代会 新たな取組みへ前進


去る6月28日、福山医療生活協同組合の第34回通常総代会が、広島県立ふくやま産業交流館(ビッグローズ)研修室で開かれました。
東支部の山村由美さんが議長に選出され議事の進行をしました。服部融憲理事長のあいさつに続き、乃美康志専務理事より経営状況や予算、組合員活動委員会を設置したことや、介護部門で複合型サービスを立ち上げる事などの6議案の提案がありました。その後監査報告、質疑応答と続き、議案を深める討論がなされた結果、決算関係、事業計画および予算、すべての議案が全会一致で承認されました。
討論では、城北診療所・平松和典職員(平和ゼミナールに参加して)、城北診療所看護師長・守屋君子常務理事(複合型サービスの説明)、西支部・廣江清子総代(大腸がん検診の取り組みについて)、城北支部・植村敦子総代(仲間ふやしについて)、加茂支部・高橋文代総代(健康づくり学会に参加して)、城北診療所所長・宅和直樹理事(医師の確保の大切さ)の発言がありました。

議案の採決の後、「日本国憲法を守り、人権が輝く福祉国家づくりをもとめる」特別アピールを拍手で採択し、表彰式に移りました。

●目標を達成した支部・班・個人の表彰
◆仲間ふやし…城北・東・水田鞆・神辺・あしな
◆出資金ふやし…城北・東・水田鞆・あしな
◆班づくり…東・加茂
◆担い手ふやし…東
◆仲間ふやし10人以上…(城北)植村・(東)小川・(西)秋山
◆【大腸がん検診】支部目標達成…西
◆前年度比100%以上…加茂・城北
◆班実績…(西)山手班・(西)赤坂班・(幸千)わかば班
◆班実績10件以上…32班

2014年度方針(要旨)“協同の力で人権の尊重と社会保障の充実をめざし、平和で健康なまちをつくろう”

暴走する安倍政権は、「日本を企業が世界一活躍しやすい国」にするために「社会保障削減に一切の聖域をもうけない」と公言し社会保障、医療福祉をめぐる情勢はますます厳しいものになろうとしています。
超高齢化社会において一人暮らしや、認知症や、介護が必要になっても安心して住みつづけられるまちづくりが求められています。
このような情勢の中、少しでも組合員の要求に応え医療生協の事業活動を発展させるために、「複合型サービス」という新たな介護サービス事業を提案します。
2014年6月に理事、組織部員、事業所の代表で構成する組合員活動委員会を新たに設置しました。福山医療生協の組合員活動の方針を提案し、支部の活動がより主体的に発展するよう支部を援助していく役割を十分に発揮し福山医療生協の活動がいっそう発展していくことを期待します。
1.重点課題について
①「医・福・食・住」の切れ目のない事業と活動を組合員の協同で展開する。
②「理念」「いのちの章典」「2020ビジ 
 ョン」を実践する「医療福祉生協人」づくりに取り組む。
③ 憲法や社会保障制度などを①学び、②広げ、③連帯し社会保障充実を求める。  
④「独りぼっちをつくらない」「認知症に
なっても住みつづけられる」まちづくり。
⑤「地域まるごと健康づくり」の推進。
⑥ 東日本大震災被災地の支援を継続する。
⑦ 医師・看護師の確保に力を入れる。
2.組織づくりのとりくみ
「地域まるごと健康づくり」の実践を強めるため生協4課題に目標を持つ。
◆仲間増やし…1,100件(10%増)
◆出資金増やし…純増1,000万円  積立増資者昨年比10%増を目標に
◆支部・班づくり…あしな支部の分割   班づくり…40班(地域班を重視)
◆担い手増やし…手配り率を80%に
3.健康づくりの取り組み
① 「脳いきいき班会(教室)」インストラクターを養成し、班会(教室)を開催する。
②「地域まるごと健康づくり」他団体と協同の青空健康チェックや、班会を開く。
③ “誰もが生き生き”“笑顔で長寿”をめざし、健康寿命を延ばす取り組みを重視。
寝たきり予防のために、ころばん体操、セーフティウォーキング、ロコモティブシンドローム予防など日頃からの保健予防活動を実践する。高齢になっても地域で活動できる場所づくり。
④ 保健学校を開催し保健委員を養成。
⑤ 大腸がん検診は月間をもうけて推進。
⑥ WHO健康ウォークキングの実施。
⑦ 健康チャレンジ60日に取り組む。
⑧ グラウンドゴルフ大会を開催する。
4.あかるいまちづくりの取り組み
①「高齢者にやさしいまちづくり」推進
・地域に認知症ネットワークを構築。
・「高齢者にやさしいまちチェック」。
・地域での食事会や配食に取り組む。
② 社会保障を良くする取り組み
・日本国憲法、社会保障制度など❶学び、❷広げ、❸連帯する活動を重視する。
・安心して医療や介護が受けられるよう、社会保障の改善を要求する。
・消費税増税とTPP参加に反対する。
③ 他団体とも連帯した平和の取り組み
・平和をつくる運動に取り組む。
・憲法九条を守るために行動する。
・核兵器廃絶のために行動する。
・特定秘密保護法廃止のために行動する。
④ 環境問題について
・エネルギー問題について学習を深める。
・電力の原発依存からの脱却を要求する。
 ・省エネ「緑のカーテン」を呼び掛ける。
・大気汚染調査・NO2測定を実施する。
5.事業活動
① 医療事業
引きつづき慢性疾患医療・在宅医療・健診を3本柱とし、癌の早期発見、脳心事故を防ぐ取り組みを行う。
在宅医療は、介護事業や他の医療機関との連携をとり、在宅療養を引き続き支援する。「ひろしま医療情報ネットワーク」を活用し、基幹病院との連携を強め、かかりつけ医の機能を強化。「高齢者にやさしい診療所」の取り組みをつづけ、より利用しやすい医療機関をめざす。
 ② 介護事業
   訪問看護は、増大する在宅療養の要求に対応するため、看護師の配置を厚くする。介護事業は、2015年からの要支援者向けサービスの市町村への移管に対して備える。城北地域で新規事業の複合型サービスを立ち上げ、入院や入所ができない方や、「医療生協で最期まで」という方の受入れを行い、重症者の看取りまで対応する。
   デイサービスすみれは、認知症対応のデイサービスに移行し、重介護の方は複合型サービスへと役割を変更する。
   ヘルパーステーション城北は、訪問介護の要求に応えつつ、デイサービスや複合型サービスとの連携などで効率的な体制をとる。
 ③ 職員の育成
   職員教育委員会が中心となり、引き続き「医療生協人」を目標においた職員研修に取り組む。通信教育の受講をすすめ、職員の制度研修の確立をめざす。 
 ④)経営
 累積欠損解消を引き続き追求する。引き続き残業時間の削減に取り組む。
 ⑤ 医師の確保について
   引き続き医師確保のため力を注ぐ。繋がりによる紹介を重視した情報収集に努める。広島民医連へ結集し、医学生対策や研修医対応に力を入れる。

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