「広島が全滅です!新型爆弾にやられました!」
閃光と爆風に襲われ被爆第1報発信
8月5日、日本生協連の核兵器廃絶を願う「虹のひろば」に参加する前に、被爆した半地下式防空作戦室跡を見学し、語り部のお話を聞いて、驚きました。
広島城内の通信所に勤労動員でいた約30名の比治山高女の女学生は、8時になっても交代要員が来ないので、そのまま作業をしていました。8時15分、小さな窓から切り裂くような黄色い閃光が飛び込んできました。続いて爆発の衝撃波でみんな奥の壁にたたき付けられました。気絶して逃げ遅れた2人が、地上に出てみると、天守閣も大本営跡も崩れ落ち、町中が炎に包まれていました。司令所にもどり、壊れていない電話を捜して「広島が全滅です!」と被爆第一報を福山などへ伝えました。
被爆者の方たちは体験を通して、日本が再び戦争をする国になることを望んでおられません。長崎の市長、被爆者は、安倍首相に対して集団的自衛権を容認する閣議決定に、きっぱりNOを突き付けられました。
安倍首相のねらいは、アメリカが行う戦争で自衛隊が共に戦う「普通の国」にすることです。
もしも自衛隊員に死を強要するなら、いま集団的自衛権の行使を声高に主張する人たちを一番に戦場に送り出す法律をつくれ、と言いたいです。
南支部・光南班 中村寿秀