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認知症を理解しよう シリーズ13

 今月は「認知症の予防」4項目のうち2項目をお話します。

 認知症は加齢とともに誰もがかかる可能性があります。毎日の生活を工夫することで、認知症になりにくいということが分かってきました。

1.ウォーキングなどの有酸素運動をしましょう。
 有酸素運動は、脳の血流を増やして脳の機能を高めたり、高血圧やコレステロールを下げる効果があります。1日30分から1時間くらいのウォーキングなどの有酸素運動を週2~3回程度行いましょう。

2.食生活に気をつけましょう。
 うす味でバランスのよい食事をよく噛んで食べましょう。
 青魚(サバ、アジ、サンマなど)には、脳の神経細胞の伝達や血行を良くしたり、動脈硬化の予防に役立つ不飽和脂肪酸が含まれています。
 野菜や果物に含まれるビタミンC、ビタミンE、ベータカロチンの抗酸化作用などが、認知症の予防に効果があると言われています。よく噛んで食べると、消化に良いだけでなく、脳の血行も良くなります。

◆認知症の予防に効果があるといわれている食品例

 ビタミンCを多く含む食品
  アセロラ、グレープフルーツ、レモン、イチゴ、ジャガイモなど

 ビタミンEを多く含む食品
  ほうれん草、春菊、にら、かぼちゃ、うなぎなど

 ベータカロチンを多く含む食品
  青ネギ、オクラ、かぼちゃ、アスパラガス、小松菜など

 認知症は生活習慣病(糖尿病、高血圧、高コレステロール血症など)に大きく影響されるといわれています。そのため、生活習慣病を予防することは、認知症の予防にもつながります。

※機関紙「福山医療生協だより」2016年7月・8月合併号に、認知症の疑いが無いか、チェック項目一覧を掲載しております。
 気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

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※この記事は、福山市保発行の「早わかり 認知症あんしんガイドブック」、NHK発行の「もの忘れが気になるあなたへ 認知症の正しい知識」をもとにしています。

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