一四年前、友だちから　｢福山医療生協に入らない？｣と誘われました。どんな活動をするのか、どういう団体なのか全然わからないまま組合員になりました。そのころは他の病院に通院していましたが、運営委員になってから医療生協のふれあい診療所に通い始めました。

　診療所の先生をはじめスタッフの皆さんの対応は、他の病院にはない丁寧さと温かみがあり、とても気に入りました。先生とは目を見てじっくり話ができ、治療に関係ない話も聞いてもらって涙が出そうになったこともあります。こんな先生に初めて出会えて感激しました。

　また栄養相談をしてくれる管理栄養士さんからは、一日の摂取量の計算や、何をどのくらい食べたらいいのか、などを教えていただき参考になっています。月に一回の栄養相談があるので、運動や食事に気をつけるようになり、日々の意識付けが大切なのだと分かりました。

　診療所を気に入ったことから、今度は私が友だちを組合員に誘い、診療所を紹介しました。その友だちも「他の病院とは違う、いい診療所ね」と大変喜んでくれました。そういう声を聞くと嬉しくなり、｢紹介して良かった｣と安心ました。

　福山医療生協の加入のしおりには｢昨日よりも今日が、さらに明日がより一層意欲的に生きられる。そうしたことを可能にするために、自分を変え社会に働きかける。みんなが協力しあって、楽しく明るく積極的に生きる。私たちが大切にする健康観｣とあります。

　出会い、ふれあい、支えあいの三つの｢あい｣で、みんなが｢医療生協っていいよね｣と思える生活ができたら最高に嬉しいですね。

　※民医連の雑誌「いつでも元気」に掲載された、神辺支部の熊田えり子さんの文章をご紹介しております。