福山医療生協も加盟する「福山市国保をよくする会」は6月6日、福山市議会に「国民健康保険税の引き上げをやめ、引き下げることを求める要望書」を提出しました。
「よくする会」の世話人で福山民商の西浜会長が請願趣旨を読み上げ、3486人分の署名を小川眞和議長に手渡し、「消費税の増税の上に国保税まで引き上げないでほしい」「誰でも医療が受けられるように保険税を引き下げ、減免制度を拡充してほしい」と要望しました。小川議長は総務委員会に付託しきちんと対応することを約束しましたが、「予算や税率など決まった後では覆すのは難しい。」と発言。提出後、西浜さんは「議会が終わるまでに1万署名を積み上げよう」と述べました。
このたびの署名提出に先立ち、「国保をよくする会」は5日、福山駅前で宣伝署名行動に取り組みました。4団体9名が参加し、約1時間の行動で61名の署名が寄せられました。「今でも高いのにまた上がるの?」「(国保会計が)黒字なのに値上げはおかしい」「安倍首相になって社会保障が次々に悪くなっている。『消費税増税は社会保障のため』というのはデタラメだ」と怒りをもって署名していました。行動後、参加者は「国保税の引き上げは切実な問題。これからも大いに市民に知らせていくような宣伝が必要」と感想を述べていました。